令和5年7月28日 中小企業向けSBT認定を取得

三和建設株式会社(本社:和歌山県新宮市、代表取締役:濵口 克已)は、和歌山県初の中小企業向けSBT認定を取得しました。

 

 三和建設株式会社は、令和5年7月に気候変動の国際イニシアティブ「SBT」の認定を取得しました。

 SBTとは、科学的根拠に基づく国際的な目標イニシアティブで、企業などが科学的根拠に基づいてパリ協定に整合したCO2の排出削減目標を設定し、野心的な気候変動対策を推進することを目的としています。

 当社は今年度、事業で消費する電力を再生可能エネルギー(以下、「再エネ」)率50%、来年度は100%を目標とし、電力の使用によるCO2排出量ゼロを目指します。そしてSBTの目標に設定した2030年までの温室効果ガス削減計画を推進し、さらには2050年も見据えた計画を策定、地球温暖化問題に対し企業として真摯に取り組んでまいります。

 本取り組みは、令和5年度に和歌山県が新規で開始した「和歌山県脱炭素経営に向けた計画策定支援事業費補助金」を活用し、SBTの認定申請のためのCO2排出量の算定や目標の設定、CO2排出量削減中長期計画の策定などを行いました。

 

地産地消のトラッキング付FIT非化石証書の活用

 三和建設株式会社は2023年8月より、使用する電力の約50%を再生可能エネルギー(以下、「再エネ」)で賄います。

 なお、再エネ電力の調達は、弊社内の太陽光発電設備からの電力を自家消費するほか、不足分の電力は、株式会社エフオン新宮が運営・管理を行っている新宮発電所を由来とするFIT非化石証書を調達し、地元の再エネ価値を積極的に活用します。

 エフオン新宮発電所の環境価値を活用した地産地消型のトラッキング付きFIT非化石証書の活用事例は当社が初の試みとなります。

 また、建設業界におけるSBT認証取得の背景には、国交省がSBT認定取得による加点制度を推奨しており、近畿地方整備局においてもカーボンニュートラルに関する取組実績として、燃費性能に優れた建設機械を用いた工事の施工実績又はSBT認定取得企業の証明の確認を定めています。

 

《三和建設株式会社概要》

 本社所在地 和歌山県新宮市徐福一丁目6番21号

 ホームページ https://sanwa-cst.jp/

 問い合わせ先 Tel: 0735-22-6371 担当: 大前

 

(参考)

 ・脱炭素経営に向けた計画策定事業費補助金https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/063100/carbonneutral/r5keikakuhojo.html

 

・SBTは、パリ協定の目標達成を目指した削減シナリオと整合した目標の設定、実行を求める国際的なイニシアティブ。主に大企業を対象としたSBT認定と中小企業を対象とした中小企業向けSBT認定があります。

  SBTの認定を取得している企業は、令和5年3月1日時点において、世界で2,310社、日本では369社(うち中小企業向けSBT認定取得企業は224社)です。 

 

・近畿地方整備局の工事の入札・契約についてhttps://www.kkr.mlit.go.jp/gijyutu/sougouhyouka/kouji/qgl8vl0000006i0c-att/guideline230401.pdf(P68参照